世界には十人十色の恋愛があります。上品な恋愛、青春の恋愛、許されない恋愛、ドロドロとした恋愛、奇跡みたいな恋愛など、もう数えきれないほどの恋愛が存在しています。映画も同じく、恋愛の形は作品によって視点が違いますので、恋愛映画って見ているだけでおもしろいですよね(笑)
たくさんの恋愛映画が広がっている中でも、おすすめの恋愛映画を5つ選びました。共感しやすい日本の恋愛映画たち、傑作を見て学びや驚き、感動を得ることができれば幸いでございます!
切ない恋愛『百万円と苦虫女』
ひょんなことから前科持ちになってしまい、家を出ていく鈴子(蒼井優)。百万円たまったら次の街へ、また百万円たまったら次の街へを繰り返し、放浪生活を過ごしていく。いろんな場所へ行くたびに、鈴子の成長がうかがえるちょっとロードムービーな映画。これを恋愛映画と定義していいのかは疑問ですが、本当に切なくもリアルなラストシーンは感動もの。
森山未來もでていて、キャスト陣のクオリティも高い。映画の音楽も素晴らしく、個人的には星5つあげたいほどのクオリティ!!一度見れば誰かに紹介したくなる、温かい映画です!!
コミカルな恋愛『夜は短し歩けよ乙女』
さえない男子学生と無邪気な後輩女性、これは2人のちょっと不思議でちょっとおかしな恋物語。
原作は小説の森見登美彦さん。『四畳半神話大系』や『有頂天家族』など、大ヒットの作品を世に送りだす。作品の舞台を主に京都においている作家さんである。今作はなんと、100万部以上のベストセラーを記録したものです!!アニメ映画なので慣れていない人も多いと思いますが、かなり作り込まれた作品であり、一度見たとしても損をするどころか、プラスアルファの魔法がふりかかります(笑)
声優さんは、話題沸騰中で『逃げるは恥だが役に立つ』で人気もぐいぐい上がっている、星野源さん。アニメ界で見ない日はないと言っても過言ではない、声優界のトップランナー、花澤香菜さん。目新しいコラボレーションで展開される今作は、非常に素晴らしい出来上がりになっております。
初々しい恋愛『箱入り娘の恋』
平凡な公務員で恋愛初心者の主人公と目が不自由なヒロインの、初々しくて愛らしい恋愛映画。恋の初期衝動や純粋さに、ノックアウトさせられてしまう良い作品です!!
この映画を知っていたらけっこう通な方ではないでしょうか?星野源と夏帆がおくる、不器用でほのぼのとした恋愛映画。実はこれ星野源が映画初主演した作品なんですよね。今見ると少し初々しさがあります(笑)
夏帆の演技は相変わらずクオリティ高く、素晴らしいです。『天然コケッコー』や『砂時計』など、大きな作品の主演を経験しているだけの実力は、やはりしっかり持っていますね。期待を裏切らない女優の鏡です!
青春な恋愛『横道世之介』
高良健吾と吉高由里子のスーパータッグで送る、青春映画。上京してきた横道世之介と、お嬢様な与謝野祥子の恋愛が描かれている。この映画は非常に深い物語となっておりまして、人々を不思議と惹きつける横道世之介の半生を描いた作品となっております。青春な恋愛を楽しむだけにとどまらず、自分の人生さえも見つめてしまう威力溢れる映画となっております!!
原作は映画化した、『悪人』や『7月24日通りのクリスマス』で有名な作家、吉田修一でございます。卑怯なくらいに良作を生み出しているので、気に入ったら小説を読んでみるのも、また一興ですね。
狂気的な恋愛『愛のむきだし』
これをおすすめしてよいものだろうか………(笑)
『ヒミズ』、『地獄でなぜ悪い』の園子音監督が贈る、狂気的な愛の話。恋愛といえば恋愛ですが、タイトル通りめちゃくちゃ愛をむきだしている作品です(笑)、こればっかりは実際に見て頂いてその凄まじさを体感してもらうしかないですね!!
監督が知り合った「盗撮のプロ」の実話を基に製作された恋愛叙事詩。主人公はAAAの西島隆弘、そしてヒロインは満島ひかり。めずらしいキャスト陣なのでこの時点でおもしろうですよね(笑)、そんな豪華なキャストたちがおそろしいほど勢いのある演技をしているのは本当に必見です。
見どころ満載でございますが、237分とボリュームが半端ではないです(笑)、近年には珍しいインターミッションをはさみます(『風と共に去りぬ』ぶりにインターミッションを見ました(笑))。時間のある休日に見ることをおすすめします!!
以上、日本の恋愛映画の中でもおすすめの5作でした!!
海外の恋愛映画もいいけど、たまには日本の恋愛映画をこの機会に見てみましょう!「事実は小説よりも奇なり」ですが、「奇」をいつも世に送り出している映画で体験するのも良いものです(笑)
自分の理想の恋愛、現実の恋愛とあてはめてみると、おもしろいかもしれませんね。
それでは今日も素晴らしい映画ライフを!!